ヤンセンファーマ「ポジションクローズ」を聞いて思ったこと

  • 2022年12月31日
  • 2022年12月31日
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こんにちは。

先日、製薬会社のヤンセンが「人員適正化」を目的にポジションクローズと呼ばれる退職勧告を発表しました。



現場のMR社員は寝耳に水だったようで、11月に社長からポジションクローズの社内通知がされた後、該当する社員は本社へ呼ばれ、事実上の退職勧告を受けたとのこと。


会社側の対応に対して、一部の社員は労働組合を立ち上げて今回の退職勧奨に対して、退職勧奨面談の中止・雇用の継続を要求する方針。



ヤンセンは、国内医薬品市場の中で、順調な売り上げ推移を示していました。

その会社でも、MRの人数の適正化に向けてMRを減らすという事で、他の製薬各社でもMR削減を打ち出してくることが想定されます。

そんな業界の流れの中でも生き残るための方法について考えてみたいと思います。

自己研鑽を積む


これまでの常識では会社が研究開発している医薬品の数(パイプライン)=将来性がある。

でした。今回、ヤンセンの業績は決して悪くないですし、現在、研究開発中の医薬品もそれなりにあります。

フェーズ2〜3の開発品が複数あり、これが順調に進めば複数の医薬品が世に出て来るでしょう。


製薬業界の転職サイト Answers(アンサーズ)

主要製薬企業(内資系28社・外資系18社)の国内の新薬開発パイプラインを、2022年11月25日時点で各社が公表している…



それでも、今回、ポジションクローズが行われました。

ここで学べることは、今まで将来性、安定性の指標であった「医薬品のパイプラインの数」は参考になれど信頼はできないという事です。

必要なのは、どんな状況になっても、最悪の状況になったとしても生き残っていけるよう自己研鑽を積むことが大切です。

製薬会社で生き残るために必要な事。

僕は、英語とITスキルだと思います。


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転職サイトに登録すると、どのような職種の募集が多いのか、どの疾患領域の募集が多いのかといった情報が入手できます。
そうすると、今いる会社で、今後、どのようなキャリアアップを積むことが転職の際に有利となるかがわかる。

最近だと、オンコロジー、抗体医薬、コロナワクチン関連の募集が多いです。会社にその部署があり、自分がその部署にいないのであれば、将来のことを考え業界全体でニーズのある分野を経験しておくという選択もできます。

情報が多ければ選択肢が増えます。

選択肢が増えると自分が何をしたいのか、どの道に進むべきか、考えるきっかけを与えてくれます。
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転職会社のエージェントから業界情報を聞ける

現在であれば、ヤンセンの社員が職探しのため需要と供給のバランスが崩れ、今転職しようと考えても希望職につける可能性が低い事を聞きました。エージェントは業界全体の情報を持っているので、情報入手できるツールとして貴重です。


労働組合のある企業に就職(転職)する


今回のヤンセンには労働組合はありませんでした。

労働組合があれば、どうだったか?

憲法第28条【勤労者の団結権】
勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。



労働組合は従業員を守るための国が保障している権利です。

組合があれば今回のような一方的な退職勧奨通知は免れたかもしれません

労働組合がある会社でもリストラがないわけではないと思いますが、不当なリストラを避ける意味でも労働組合がある会社の方が安心感あるのではないかと思います。



最悪の事態を考えて行動しよう


このマインドセット大切です。

普通に考えて、業績が悪くないヤンセンがいきなりポジションクローズなんてほとんど社員は想像できないでしょう。

必要なのは、もし、今回のケースに該当したらどうしようと考え、最悪の事態になった時に慌てることのないように、普段から意識して行動することです。

最悪の事態になる前に、それを見越して動くことが、周りの人との差別化につながります。

また、普段から最悪のことを考えて行動すると肝が据わってきます。メンタルヘルスが向上します。

このマインドセットで行動すれば、いざというとき、きっと自分を助けてくれるはず。