2021年4月、新年度がスタートしました。
厳しい時代への幕開けともなりました。
それは、2021年より毎年の薬価改定スタートしたからです。
2021年は2020年薬価調査結果を踏まえて、乖離率が5%を超える品目が対象となりました。これは医療用医薬品の69%に該当するとのことです。
多くの製薬会社がこの薬価が引き下がる事による影響を受ける事になります。
そもそもなぜ薬価を国が決めるのかという点です。
日本が国民皆医療制度を採用しているためというのが理由の一つです。
すべての人に公平に治療を施すために、厚生労働省と中医協(中央社会保険医療協議会)によって医薬品ごとに一定の公定価格が決められているのです。
従来の薬価制度では、新薬が出るたびに価格が設定され、さらに2年ごとに価格見直しをすることになっていました。
公定価格と市場における販売価格とが比較され、なるべく販売価格に近づくように改定されるため、基本的には下がることが多いです。
今回の毎年改定により、例えば薬を前年と同じだけ使われたとしても、利益が下がることになります。
ではどうすれば良いか?
製薬会社は減少分の利益を埋めるために、主に2つの方法があります。
・一つは、既存品の売り上げをさらに伸ばす。
・もう一つは新しい薬を開発して発売する。
ただ、どちらもすぐに効果が出るものではないです。
例えば、医薬品の開発は年々開発費用が上がり、開発から発売までの年数は長期化してます。
そして、既存品の売り上げを伸ばすと言っても、他社競合品との争いに勝たなくてはなりません。薬価の引き下げにより利益が減る事はどこの会社も同様です。
そして、来年は一部例外もありますが、また薬価が下がるのです。
毎年薬価改定が開始された事により、今後は製薬会社の競争激化や淘汰が進むでしょう。
この状況の変化がMRにどのような影響を及ぼすかという事ですが、現状、MRの人数は2013年以降毎年減り続けてます。
そして、この傾向が落ち着くのはもう少し先となり、減少がこれからしばらく続くと思っています。

その理由として、まず新型コロナによるMRの働き方が変化しています。
1、コロナ渦による環境の変化
・ウェブセミナーやオンライン面談などデジタルでの活動が増加
そして、二つ目が先ほど紹介した薬価改定によるものです。
2、毎年薬価改定の実施による利益減少
実際に毎年の薬価改定はかなり深刻な状況だと実感してます。
そのような中で、今後もMRとして働き続けていくために、周りの人から信頼される、必要とされる、仕事を任せてもらえる人であり続ける事が大切です。
どんな人が周りの人から評価されるだろうか。
✖️厳しい環境に嘆いて愚痴ばかり言っている。
✖️過去の成功体験で仕事をして新しい事にチャレンジしない。
✖️話が長い、結論を言わない、話が明快でない。
○厳しい環境下でやれる事をやる。
○自分の価値を高める事に貪欲で自己研鑽を怠らない。
○話が明快、説得力がある。プレゼン能力が高い。
前者と後者、どちらを選択しますか。
後者になるために、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。